地主矯正歯科
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小児矯正

小児矯正は、ヨーロッパをはじめ欧米では古くから取り入れられている治療方法です。あごの骨のバランスや大きさを整える1期治療(骨格矯正)と歯の位置を整える2期治療(歯列矯正)からなる2段階治療です。
とくに1期治療は、あごの骨がまだ柔らかく、これから成長していくお子さまだからこそできる治療なのです。
このことで、なるべく大人の歯を抜かないで歯並びを整えることができます。
さらに、1期治療であごの骨を整えて大人の歯がきちんと並ぶ土台ができるため、2期治療そのものが必要ない場合もありますし、多くの場合、部分的な治療で済む場合もあります。
最近のお子さんの傾向として背が高く、足は長く、小顔になってきたと言われています。顎の骨は小さくなってきても、歯の大きさは変わってきていないので、キレイに生えることができず、噛み合わせも悪いお子さんが増えています。
小児から治療を始めていくことで、上下の顎のバランスを成長に合わせて治していくことが可能になります。そのため、永久歯の完成した時期に歯並びを治すために抜歯をしたりする可能性は低くなります。
もちろん、すべての歯並びの問題が小児矯正の適応ではありません。永久歯が生えそろってからですとか、成長が止まってから治療した方がいい場合もありますので、まずは専門医にご相談して頂くことをおすすめします。

1期治療では、受け口(反対咬合)や出っ歯(上顎前突)など、骨格が原因となる症状は、骨が柔らかい年齢から開始します。上下の顎のバランスを改善する装置(ムーシールド、バイオネーター、フェイスマスクなど)を使用し、上下の顎のバランスを正しい状態にします。
また、顎が小さく歯の生えるスペースが不足しているケースでは、そのまま放っておくと叢生(八重歯などの乱ぐい歯)になってしまいます。顎を拡大する装置(取り外し式のプレート装置)を使うことで永久歯がきれいに並ぶスペースを確保します。

小児矯正のメリット

治療を終えるまでに時間がかかりますが、後戻りしづらく、永久歯が生えそろった後も良い状態が保ちやすいという大きなメリットがあります。様々なメリットがありますのでご紹介します。

1)仕上がりがよくなる。
歯の大きさが極端に大きく、いずれ抜歯が必要となるケースであっても、あごの成長をバランスよく保つ小児矯正では、結果がより良く仕上がります。

2)歯並びが悪く生えてくる歯を減少させる。
乳歯の抜歯タイミングをコントロールする事により、悪い方向に生える原因を減少させ、噛み合わせを良い状態に導きます。

3)顎の曲がりの程度を減らす。
あごの成長期において、かみ合わせが正しくない状態を放置する事により、よりあごの変形の悪化することがあります。あごの成長が残っている時期にかみ合わせを改善してあげる事により 、バランスのとれた偏りの無いかみ合わせに改善される可能性も十分あります。

4)手術の必要性が減る。
歯の生え変わりの時期に、歯の傾きが原因で受け口になっている場合、放置する事により悪い傾きの歯にそって顎が成長し、成長が止まる頃には顎のずれが大きくなりすぎて、改善には顎の手術を併用した矯正が必要となることがあります。しかし、あらかじめ噛み合わせを治す事により、噛み合わせのバランスのとれた顎の成長が起こり手術の必要性が減少します。

5)抜歯の可能性が減る。
狭かったあごを広げたり、あごの成長を正しい形に促す事により、不必要な抜歯の可能性を減らす事ができます。例えば成長後矯正治療をした場合、2〜4本の永久歯抜歯が必要な場合でも、小児期から行う事により、非抜歯にて治療が可能になる確率が高くなります。

6)装置をつける期間が短くて済む。
あらかじめ小児期に歯並びを改善する事により、本格的な治療が必要となった場合に、期間を短くすることができます。

7)歯や顎への負担を減らすことができる。
早期に歯並びを改善する事により、生え変わり時期の悪い咬み合わせが原因となる極端な歯のすり減り、顎への負担を減少させます。

8)コンプレックスの解消。
早めに目立つ部分の歯並びを改善する事によって、からかいやいじめの対象となっている状態を改善し、コンプレックスを解消する事により、健全な精神発達の環境を整えてあげる事ができます。

三重県松阪市
下村町2578-5
TEL0598-29-6888

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